鈴木 昂太郎, 村田 嘉利, 鈴木 彰真, 佐藤 永欣 (岩手県立大学大学院ソフトウェア情報学研究科)
現在のリハビリは,リハビリ施設に通う通所リハビリや訪問リハビリが中心である.しかし,保険適用できるリハビリの回数は十分でないことから,自主的にトレーニングすることが望ましい.また,将来的には理学療法士が不足すると考えられる.本研究では自宅でのリハビリ訓練が可能な患者を対象とし,比較的安価なデバイスMicrosoft Kinect v2を用いることで経済的な負担を抑えつつ効果的なリハビリ訓練を実現する遠隔リハビリテーション支援システムを開発した.我々は,従来の患者と理学療法士の2者からなる遠隔リハビリテーションシステムではなく,患者と患者のリハビリ指導を行うオペレータ,そしてオペレータの指導監督を行う理学療法士の3者から成る遠隔リハビリテーションシステムを提案している.
keywords: Kinect, リハビリテーション, 遠隔リハビリテーション, モーションキャプチャ, 医療情報
DICOMO2016, 2C-3, 2016/7/5